実はさざ波にはたくさんの太陽があるんです! みかんの産地小田原の中でも、特に片浦産のみかんは、その甘さが際立っていることから、その評判は知る人ぞ知るというみかんなんです。
なぜか?
みかんの木があれば、どこでも同じ味になるんじゃないの? って普通思ってしまいますが、実はそうじゃないんです。甘さ、そして酸味、色。おいしいみかんを育むのには、さまざまな条件が必要なんです。
ここではじゃあ、何が違うの? ということをちょっと種明かしをしていきます。
みかんの持つ甘さを引き出すのは、実は豊富な太陽の光なんです。そう日当たり、という単純なことではなく、もっともっと太陽の光をみかんの木に浴びせることができる方法があるのです。
海際にみかん畑を作ること。そう、海のさざなみに当たった太陽光線は、無数の小さな太陽となって、みかんの木の光合成を助けてくれるのです。
光合成からたっぷりと生まれた栄養素は、そのままみかんへ。太陽の恵みがぎっしりと詰まっているから、片浦のみかんはおいしいんです。